自己分析の質問リスト30。過去・いま・これからの問いに答えて、大事なことを3つに絞るやり方

自己分析の質問リストは、用意された問いに答えを書きながら、自分の経験や考えを言葉にしていく方法です。過去・いま・これからの3つに分けた30の質問と、1問1分で答えるやり方、答えの中から何度も出てくる言葉を拾って大事なことを3つに絞る手順を紹介します。

わかること 価値観 所要時間 30分〜
向いている場面: 就活転職日常
4コマでわかる自己分析の質問リスト30。過去・いま・これからの問いに答えて、大事なことを3つに絞るやり方

自己分析の質問リストとは

自己分析の質問リストは、あらかじめ用意された問いに答えを書いていくことで、自分の経験や考えを言葉にしていく方法です。白紙から「自分とは何か」を考えるのは難しくても、「最近、時間を忘れたのはいつ?」のように具体的に聞かれれば、答えは出てきます。特定の誰かが考えた手法というより、就活サイトや書籍でさまざまな質問リストが公開され、就活や転職の準備で広く使われている方法です。

ただ、質問リストは「答えて終わり」になりやすい方法でもあります。たくさん答えても、何が分かったのかがはっきりしないまま閉じてしまう。この記事では、問いの数を30に絞り、答えたあとに大事なことを3つに絞るところまでを1つの手順にしています。

所要時間と道具

30分〜1時間。紙とペン、またはスマホのメモがあれば足ります。30問に1問1分ずつ答えて約30分、絞り込みに15〜20分が目安です。時間がない日は、3つの群のうち1つだけでもかまいません。

向いている人・場面

  • 自己分析を始めたいけれど、白紙を前にすると何を書けばいいか分からなくなる人
  • 100問や1000問のリストを見つけたものの、量に圧倒されて手が止まっている人
  • 答えを書いても「で、結局なにが分かったの?」で終わってしまう人

問いに答えて広げるより、思いついたことを先に全部出したい人にはマインドマップが合っています。広げたあとに、この記事の「3つに絞る」手順を使うこともできます。

やり方ステップ

答えるときの決まり

  • 1問1分。思いつかなければ、とばして次へ
  • 文章ではなく、単語か短いフレーズでいい
  • よく見せようとしない。読み返すのは自分だけ

過去の10問(これまでの経験から)

#質問
1子どものころ、時間を忘れて夢中になっていたことは?
2学生時代に、自分から進んで引き受けた役割は?
3これまでで「うまくいった」と思えた出来事を3つ挙げると?
4逆に、悔しかった出来事は? 何が悔しかった?
5人から「ありがとう」と言われて、特にうれしかったのは?
6大きな決断をしたとき、最後の決め手になったのは?
7途中でやめたこと。やめた理由は?
8続けられたこと。続いた理由は?
9誰かに憧れたことは? その人のどこに?
10過去に戻れるなら、どの時期のどんな場面をもう一度やりたい?

いまの10問(最近の自分から)

#質問
11最近、時間を忘れたのはいつ? 何をしていた?
12最近、イライラしたのはどんなとき?
13人からよく頼まれることは?
14人より少しラクにできてしまうことは?
15苦手だと感じること。それは何が苦手?
16休みの日、何をしていると満たされる?
17お金や時間を、つい使ってしまうものは?
18最近、心が動いたニュースや出来事は?
19一緒にいて楽な人は、どんな人?
20いまの生活で、手放したいものは?

これからの10問(この先の自分へ)

#質問
211年後、どんな1日を過ごしていたら「いい感じ」?
22お金の心配がなかったら、何をして過ごす?
23仕事で、これだけは譲れない条件は?
24誰の、どんな役に立ちたい?
25身につけたい力や、詳しくなりたい分野は?
2610年後の自分に、どんな言葉をかけてほしい?
27絶対にやりたくない働き方は?
28周りの人から、どんな人だと言われていたい?
29今年中に、1つだけ始めるとしたら?
30最後に。いまの自分に、いちばん聞いてみたいことは?

答えから、大事なことを3つに絞る手順

  1. 答えを通して読み、何度も出てくる言葉に丸をつけます(5分)。同じ言葉でなくても、似た意味ならつなげてかまいません。「人に教える」「後輩の相談に乗る」「説明を頼まれる」は、ひとまとまりにできます。

  2. 丸をつけたまとまりに、短い名前をつけます(5分)。「人の役に立つ」「自分のペースで進める」「新しいことを試す」のように、自分がしっくりくる言葉で書きます。

  3. 3つに絞ります(5分)。まとまりが4つ以上あれば、「どちらか1つしか選べないとしたら?」と2つずつ比べて、残ったものを3つにします。

  4. 3つを1文にします(5分)。次の穴埋めが使えます。

    私は、(1つ目)と(2つ目)を大事にしながら、(3つ目)ことができる場所で力が出やすい。

    記入例はこうなります。

    私は、人の役に立つことと、自分のペースで進めることを大事にしながら、新しいことを試せる場所で力が出やすい。

時間がないときの15分版

「いま」の10問だけに、1問1分で答えてください。最後に、2回以上出てきた言葉に丸をつけます。1つでも見つかれば、それが次に考える入口です。

気をつけたいこと

  • 質問リストは、答えた日の気分に左右されます。落ち込んでいる日は、過去の答えも暗くなりがちです。1回の結果で自分を決めつけず、日をおいてもう一度答えて、くり返し残る言葉を大事にしてください。
  • 答えられない質問があるのは、ふつうのことです。空欄を埋めようとして、それらしい答えを作る必要はありません。
  • つらい記憶につながる質問は、とばしてかまいません。書いていて苦しくなったら、そこで止めてください。
  • 絞った3つは、いまの自分の仮の答えです。何年かたって変わっていても、それは間違いではありません。

やった後の次の一歩

3つの言葉ができたら、次の1週間、その3つに当てはまる場面と当てはまらない場面を、1日1行ずつ書き残してください。当てはまる場面が続けば、それは面接や自己紹介でも使える、あなたの言葉です。3つの言葉をもっと確かめたくなったら、30個の言葉から大切なものを選ぶ価値観ワークで、同じ言葉が残るかを見てみてください。どの手法を選んでも、結果を日々に活かすのは「書いて、読み返すこと」です。

よくある質問

100問や1000問のリストのほうが、深く分かるのではないですか?
問いの数が多いほど材料は増えますが、途中で止まってしまえば何も残りません。まず30問を最後まで答えて、大事なことを3つに絞るところまで一度やり切るほうが、手応えが残ります。物足りなければ、そのあとで別のリストを足せば十分です。
答えが思いつかない質問はどうすればいいですか?
とばしてかまいません。1問に1分以上かけないのが、この記事のやり方の決まりです。とばした質問は、最後にもう一度だけ見て、それでも出てこなければ空欄のままにします。空欄が多い群は、まだ材料が少ない時期のことだと分かるだけでも収穫です。
就活と転職で、使う質問は変わりますか?
30問はどちらでも使えます。就活なら「過去」の群に時間をかけると、自己PRやガクチカの材料が集まります。転職なら「いま」と「これから」の群に時間をかけると、次の仕事で譲れない条件が見えやすくなります。
答えは人に見せたほうがいいですか?
最初は自分だけが読む前提で書いてください。人に見せるつもりで書くと、よく見せたい答えに寄っていきます。3つに絞ったあとで、その3つだけを信頼できる人に話してみると、自分では気づかなかった見え方をもらえることがあります。

どの手法を選んでも、結果を日々に活かすのは「書いて、読み返すこと」です。

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